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グローバルのヒント

木暮知之のインサイト

2025年2月17日

研修担当者の悩みとは?

グローバル・プロジェクトに携わる中で学んだ教訓や体験について、ありがたいことにセミナーや講演という形でお話をさせていただくことがあります。そうした中で企業研修のお手伝いをする機会もあり、人材教育を担当される方々と一緒にプログラム作りの段階から携わらせていただいています。

 

その組織が抱えている問題とは何か。企業の数と同じだけ悩みにも種類があります。研修テーマはさまざまですが、企画を担当される方からは「プログラムの内容に新鮮さが感じられ、ベテラン社員にも効果が出やすいこと」を求める声をよく聞くようになりました。新卒や若手社員には既存の新人研修プログラムがあるものの、ベテラン社員や中堅のリーダー候補生となると、社歴が長い分、過去に何らかのトレーニングを何度も受講していることが多い。社員教育に熱心な会社ほど、そうした傾向がみられるようです。一方、受講する側は何度も研修に参加するうちに「また同じような内容に違いない」と斜に構えたり「効果が出るのか疑問」と疑念を抱くようになったりする、自己研鑽(さん)の意識が高い人だと、ビジネス本や自己啓発書を読んだりして独学で知識を身に付けているため「自分はテーマについて知っているから(研修を受けなくても)大丈夫」と軽視して臨んでしまい、効果が出にくくなっている。いわば「研修慣れ」している社員への対策。お仕着せのプログラムでは物足りないと感じる社員にも満足してもらえる内容にしたい、というニーズがありました。

 

イマーシブ・リアリティ研修は、そうした要望に応える画期的なプログラムです。受講される方の人数やテーマ設定、担当するキャラクターの組み合わせは無限。会話や進行も毎回、違いますから、どれひとつ同じ研修はありません。

 

同じテーマでも自分の役割が変われば結果もそれに伴って変わる。新しい学びが常にある。いつも新鮮な内容で、決して飽きたり退屈したりしない。それがイマーシブ・リアリティ研修の特長のひとつです。