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グローバルのヒント

木暮知之のインサイト

2025年2月28日

イマーシブ・リアリティ研修を提供する理由

ちょっとテーマが大きいですが、ピーエムグローバルは「コラボレーションを巻き起こし、明るい未来のために貢献する」を企業理念(ミッション)として掲げています。人々がともに力を合わせる(コラボレーションする)未来を実現するための組織でありたいと考えています。


とはいうものの、コラボレーションの源泉であるコミュニケーションをいかに良好にするか、試行錯誤しているのが現実です。当社はプロジェクトマネジメントなどで学んだ経験や教訓を生かしたコミュニケーションの解決方法を提供することで、ミッションの実現を目指します。


コラボレーションを巻き起こしたり、互いに協力したりするには相手を信頼し、敬意(リスペクト)を持つことが欠かせません。相手(他者)の考えを理解し、尊重して初めて自分に対する信頼も得られます。成功するプロジェクトにはメンバー同士の意見の尊重や理解がありました。
 

しかし、相手を理解するのは簡単ではありません。どうすればよいか、を考え抜いて出たのが「他者になってみれば、他者の気持ちが良く分かる」という答えでした。 

 

課題だった「どうやって他者になるのか」については、あなた自身であることを忘れ、別人格に入りこんで(没入して)その人になりきってもらう。相手の置かれた立場や環境を疑似体験することで、その人に極限まで近づき、内面も理解してもらえると考えました。求めたのはリアリティーの追求です。

没入しやすくなるように、リアルなビジネスシーンでの状況を設定します。これは、地に足のついた考えを基にした、密なコミュニケーションを取ってもらうためです。応用が効き、多くを学べます。職業人として一定の目標を達成するために動く。頭で考えるだけではできません。目標を果たすために周囲を巻き込んで状況を動かさなくてはいけないので、想像力と行動力が高い次元で求められます。話の組み立て方、説得する相手の選び方、交渉相手の順序など、多様なコミュニケーションスキルを鍛えることができます。

 

別人格なら、これまで試してこなかった方法や自分の「常識」を超えた行動も取りやすくなります。試行錯誤できることで多くの気づきも生まれます。固定観念に疑問を持つことで視野が広がり「殻」を破ることも期待できます。

 

自分の殻を破れば、もっと多くの人とコラボレーションできる。目標に向かって周囲と協力して明るい未来に役立ちたい。そんな思いからこのプログラムが出来上がったのです。